令和6年度新潟県文化活動推進補助事業
WE国際映画祭inハリウッド招待上映作品
ストーリー
6歳になるマコちゃんは、大好きなみよおばあちゃんに、菜の花を摘んで渡した。
菜の花の香りを嗅いだみよばあちゃんは、戦後間もないころ、であった瞽女さのサトさあを思い出す。サトさあは、春になるとみよちゃんの村にやってきて、お米をもらうなどして暮らしていた盲目の女性旅芸人、瞽女だった。テレビが広まる前、一年に一度村で三味線演奏や唄を披露してくれる瞽女の存在は、人々にとってかけがえのない喜びだった。
見どころ
目が見えない少女時代に親元を別れて厳しい修行をしていた瞽女文化は、1970年代まで新潟県に残っていた慈悲深い文化だ。令和6年新潟県文化補助事業として絵本「瞽女さの春」を原作者ますやまよしこの娘、増山麗奈が映像化。
最後の瞽女小林ハルさんに指導を受けた萱森直子が瞽女の親方役を演じ、萱森の弟子であり盲目の瞽女唄うたいの広沢里枝子がサトさあ役を自身の姿に重ね熱演した。
その時の唄が、70過ぎたみよばあちゃんの奥深くに残っている。。